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靴の素材でよく目にする「スエード」ですが、スエードがどのような素材か具体的にご存じでしょか?自分の足に合う靴選びや、靴のお手入れのためには、素材の特性をしっかり知っておくことが重要です。 今回は、靴のプロであるmamianが、人気素材の「スエード」について詳しく解説します。スエード生地の特徴や、長く履くためのお手入れ方法を確認していきましょう。「スエードパンプスを持っている!」「これからスエード素材の靴を買おうと思っている」という人は、ぜひ参考にしてください。 靴や衣類に使われる素材・スエードとは? スエードとは、なめした裏皮を、短く毛羽立たせた皮革のことを指します。原皮には、おもに子牛や子ヤギなどのやわらかい皮が使われます。サンドペーパーなどを擦ることで起毛させるため、起毛皮革の1つに該当します。 そもそもスエードは、フランス語で、皮革を毛羽立たせる技術を考案した「スウェーデン」という意味です。その後、女性ものの手袋「ガーント・ドゥ・スエード」がフランスにわたり、そのまま「毛羽立った皮革がスエード素材」という認識が定着したという説が有力です。 毛足が短くてやわらかいスエードほど上質な生地とされており、最高級のスエード生地は「シルキー」と呼ばれています。 スエードと混同されやすい素材との違い 起毛革にはスエード以外にも種類があります。いずれも毛羽立った見た目が特徴的なので、スエードとの違いがわからないという人も多いものです。ここでは、スエードとほかの起毛皮革の違いを見ていきましょう。 ・スエード 子牛や子ヤギの革を使用するため、薄手のものが一般的。着色後の発色が良く、起毛皮革のなかでも、とくに一般的で流通量の多い素材です。 ・ヌバック 牛革を使用しており、毛足が非常に短く、軽い光沢や滑らかな質感、上品な印象が特徴。スエードを使用した製品よりも高級なものによく使用されます。コスパが高く、カラーバリエーションも豊富です。 ・ベロア 牛革を使用しており、スエードよりも少し毛足が長いのが特徴。見た目で見分けは難しいですが、スエードよりも表面が粗く起毛されており、厚手のものが多いです。 ・バックスキン...
毎日履いている靴や、雨の日に履いた靴はどうしても汚れてしまいます。汚したつもりはなくても、気が付いたときには黒くなっていた、という経験は誰でもあるでしょう。 そこで、お気に入りの靴をきれいに長く履くために、ぜひ知っておきたい靴の洗い方について紹介します。今回は、普段履くことが多い布製のスニーカーと、maminで取り扱いが多いパンプスについて、身近な洗剤やアイテムを使った洗い方をみていきます。 布製のスニーカーの洗い方 まずは、布製のスニーカーの洗い方について。布製のスニーカーは「手洗い」と「洗濯機」と2種類の方法があります。いずれのケースでも、乾燥させる際は、日陰で風通しの良い場所で干してください。直射日光が当たる日向で干すと、布が縮んでしまう可能性があるため要注意です。 手洗いする 布製スニーカーの洗い方として一般的な手洗い。用意するものは、洗濯用洗剤・酵素系漂白剤または重曹・お湯・大き目の洗面器・ブラシ・メラミンスポンジです。塩素系漂白剤は、酸性の液体と触れ合うことで有毒ガスが発生します。靴に漂白剤が残ってしまったときのことを考え、酵素系のものを選らんでおくのがおすすめです。ブラシは、獣毛のものが理想ですが、なければ歯ブラシでも構いません。 ①大まかに汚れを落とす 準備が整ったら、スニーカー表面についた汚れやホコリをブラシで軽く落としましょう。ゴム部分が黒い場合は、メラミンスポンジでこすると汚れが簡単に落ちます。 ②漬け置き+こすり洗い 大まかに汚れを落としたら、スニーカーについた洗剤とお湯を大き目の洗面器に入れ、紐を外したスニーカーと外した靴紐を漬け置きましょう。30分程度置いたあとは全体をブラシでこすり、きれいにしていきます。 ③こすり洗い 漬け置くだけでも汚れの大半は落ちますが、長期間洗っていなかった場合、頑固な汚れが残る可能性があります。頑固な汚れには、薄めた漂白剤か、水を少量加えた重曹をブラシにつけてこするのが効果的です。洗い終わったら、水で洗剤や漂白剤をきれいに流しましょう。 洗濯機で洗う じつは、布製のスニーカーは、洗濯機で洗うことができます。洗濯機を使用する場合でも、大まかに汚れを落とし、漬け置きするところまでは大きく変わりません。汚れを落としたら、靴紐と中敷きを外し、靴本体とは分けて洗濯用ネットにいれましょう。靴と靴紐+中敷きの入った洗濯ネットを液体洗剤と一緒に洗濯機に入れて、通常コースでそのまま洗濯すれば、簡単に靴をきれいにすることができます。 パンプスの洗い方...
靴のサイズ表記は、世界各国異なります。そのため、日本で海外の靴を買う場合は、自分のサイズに相当するサイズを把握しておかなければなりません。 今回は、レディースシューズのmamianが、海外の靴のサイズ表記について解説します。 海外の靴のサイズ表記 大前提として把握しておきたいのが、海外の靴は日本と使用している単位が異なることです。日本で長さを表す単位といえばセンチが一般的。一方で、海外では下記のような単位が使われています。 アメリカ(USサイズ):アメリカ・インチ イギリス(UKサイズ):イギリス・インチ ヨーロッパ(EUサイズ):センチ 日本:センチ アメリカとイギリスは、ともに「インチ」という単位を使用していますが、1インチの長さが若干異なります。また、日本とヨーロッパは、ともに「センチ」を使用していますが、同じ数字の靴でも大きさが違うため注意が必要です。これは、靴のサイズに対する考え方が異なることが原因です。 レディースシューズのサイズ換算表 センチからUSやUKに変換方法もありますが、計算方法を覚えるよりは、自分のサイズの数字を覚えておくほうが簡単でしょう。あとはUSサイズ・UKサイズは日本と同様に、±0.5ずつ上下、EUサイズは±1ずつ上下することを覚えておけば簡単にサイズを知ることができます。 <レディースシューズのサイズ換算表> 日本 アメリカ (USサイズ)...
靴屋さんやネットショップで、「コンフォートシューズ」という言葉を見たことがあるでしょう。しかし、具体的にコンフォートシューズがどのような靴かご存知でしょうか? 履きやすそうだからとコンフォートシューズを選んでも、歩きやすい靴とは限りません。今回は、靴のプロmamianが「コンフォートシューズ」の正しい理解についてお伝えします。 コンフォートシューズとは? コンフォートシューズとは、健康的で履き心地の良い靴のことを指します。「comfort」が快適さ、心地よさ、痛みを和らげるなどの意味を持つことから分かるように、足の健康を考えて設計された靴、足や体への負担が小さい靴に対して使われます。明確な定義はなく、自分にとって履きやすい靴、足に合っている靴がコンフォートシューズとなります。 たとえば、”外反母趾の人も履ける”というコンフォートシューズであっても、自分が履いてみたら痛みを感じることはよくあります。人はそれぞれ、サイズとワイズはもちろん、足の形、甲の高さ、土踏まずの位置、歩き方のクセなどが異なります。そのため、体に負担の小さく、正しく歩けるコンフォートシューズを探し出すことが重要となります。 コンフォートシューズの特徴と靴選びのポイント コンフォートシューズに明確な定義はありませんが、足の負担を軽減する設計や工夫に着目することで、自分に合った靴を見つけやすくなります。そのため、コンフォートシューズとして設計されている靴の特徴を確認しておきましょう。 伸縮性がある 足の大きさは、朝と夜、体調などによって変化します。足がむくんでしまったときでも足の負担が大きくならないよう、伸び縮みする素材が使われていることが重要です。 具体的には、本革、良質な合皮は、自然と足にフィットしてくれるためコンフォートシューズによく使われる素材です。反対に、エナメルや一般的な合皮は伸びにくく、足にフィットしにくい傾向があるため、コンフォートシューズを選ぶときは伸縮性のある素材かを確認しましょう。 つま先にゆとりがある 立ったとき、歩くときは、体重がかかって足裏の長さが少し伸びます。また、ヒールが高い靴であれば、少し前に滑ってしまうものです。そのため、靴を選ぶときは、つま先にゆとり(捨て寸)があるデザインであることが重要です。 つま先が詰まりすぎていると、外反母趾になったり、ハンマートゥになったり指が変形してしまう恐れがあります。しっかり地面を指でとらえることができる、蹴りだせるように、つま先のゆとりには要注目です。 衝撃吸収性がある 歩くときはどうしても足に衝撃がかかります。とくに、アスファルトやコンクリートの地面を歩くことが多い現代では、土の上を歩くときよりも足にかかる負担が大きくなります。そこで、足を守るためには、歩くときの衝撃を吸収してくれる素材や設計が用いられた靴が必要です。衝撃吸収性が低い靴は、足だけでなく、膝や腰、姿勢など体全体に影響が出るため避けましょう。...
人の足の形は、指の長さによって主にエジプト型・ギリシャ型・スクエア型(ローマ型)の3種類あります。日本人ではあまり見かけませんが、ほかにドイツ型・ケルト型という足の形もあります。 今回は、足の形の特徴や、相性の良い靴、靴選びのポイントを紹介します、。 エジプト型 エジプト型の足は、親指が1番長く、小指に向かって短くなっていくのが特徴です。日本人にはとくに多い足の形で、7~8割の人がエジプト型の足だといわれています。親指が飛び出しおり、重心が外側に傾きやすいことから、外反母趾になりやすい傾向があります。とくに女性で高いヒールを履く場合は、外反母趾に注意が必要です。 エジプト型の足の靴選びポイント エジプト型は比較的どのような靴でも合いやすい足の形です。ただし、エジプト型の足の場合、幅広の靴を履くと足が靴の中で流れやすく、外反母趾の原因となるため注意してください。また、小さいサイズやポインテッドトゥのように、つま先の詰まった靴を履くと外反母趾のリスクが上がるため、あまりおすすめできません。 エジプト型の足に相性の良い靴 ・オブリークトゥ オブリークトゥは、つま先が親指から小指にかけて斜めにカットされているタイプの靴です。可愛らしさとクールの中間にあり、幅広いコーディネートで活躍します。 ・ラウンドトゥ ラウンドトゥは、つま先に丸みがあるタイプの靴です。丸みの角度は、コロッとしたものから、シャープな印象を受けるものまで自分のファッションにあわせて選びましょう。 ギリシャ型 ギリシャ型の足は、人差し指が1番長く、つま先が三角形の形をしています。日本人でもしばしば見られる足の形で、エジプト型の次に多いといわれています。人差し指が飛び出ているため、指先が圧迫されやすく、足の指が曲がったまま固まってしまうハンマートゥになりやすい傾向があります。ハンマートゥ以外にも、人差し指が長く圧迫され、魚の目やタコもできやすいようです。 ギリシャ型の足の靴選びポイント ギリシャ型の足の場合、人差し指がつぶされない靴を選ぶことが重要です。ハンマートゥを防ぐために、靴の中で足が多少前に滑っても、指が曲がった状態にならない、つま先が長い靴を選びましょう。ただし、あまり指先に余裕がありすぎる靴を選ぶと、指への負担が大きくなり、外反母趾の原因となるため注意が必要です。つま先のカーブに合わせた靴選びがポイントとなります。...
女性らしさを演出してくれるパンプス。しかし、パンプスを履きたくても靴擦れが起きることから敬遠している人もいるでしょう。今回は、レディースシューズのプロ「mamian」が、パンプスで靴擦れが起きる原因と、対策について解説します。 パンプスで靴擦れが起きやすい理由とは? パンプスで靴擦れが起きやすい原因には、「パンプスが自分の足と合っていないこと」と「ヒールによって足が滑りやすいこと」の2つがあります。 パンプスが自分の足にフィットしていないと、歩くたびに靴と皮膚が強く擦れる箇所ができてしまいます。何度も擦れる間に水ぶくれや、擦り傷といった靴擦れが発生するのです。また、ヒールの高いパンプスの場合、体重によって足が前に滑るため、ヒールの低い靴を履いたときよりも、局部的に体重がかかり、足を痛めやすくなります。 靴擦れを起こさないパンプス選び パンプスを試着して履きやすさを確認する人も多いものです。しかし、試着して買ったはずのパンプスで、なぜか靴擦れが起きる、という人も少なくないでしょう。これは、試着時に自分の足とフィットしているか正しく判断できていないことが原因です。ここからは、自分の足にあったパンプスの選び方について紹介します。 サイズ・ワイズ・甲の高さ・つま先の形を確認する 靴と皮膚が強く擦れる箇所がなくなれば、酷い靴擦れが起きることはありません。そのため、サイズ・ワイズ・つま先の形は必ず確認しましょう。 ・サイズ サイズは足の1番長い指から、かかとの1番出っ張った箇所までの長さです。靴選びのときに、一般的な基準として用いられています。しかし、測り方を間違えており、実際のサイズと普段から選んでいる靴のサイズが異なるという人は珍しくありません。紙の上に足をのせて定規とペンを使って測ることもできますが、靴屋さんで正確に測ってもらっておくのがおすすめです。また、靴擦れ防止のために大きいサイズを選ぶのは逆効果になるので、歩いてもかかとがパンプスから抜けないものを選びましょう。 ・ワイズ ワイズは、足の幅と勘違いしている人多いのですが、小指と親指の付け根の出っ張り部分の周囲の長さを指します。メジャーでぐるっと一周させればワイズを測ることができます。ワイズを知ることで、靴の幅や甲の高さが自分の足と合うかを確認することができます。 ・つま先の形 足の形は、とくにつま先の形は人によって大きく違います。親指が1番長い「エジプト型」や全部の指がほぼ同じ長さの「スクエア型」、人差し指が1番長い「ギリシャ型」があります。エジプト型の足であれば、ラウンドトゥパンプスやオブリークトゥパンプスが足の形に合っています。スクエア型の足の場合は、オブリークトゥパンプスやスクエアトゥパンプスがおすすめです。ギリシャ型の足ならスクエアトゥパンプス以外であれば、ポイテッドトゥパンプスやアーモンドトゥパンプス、ラウンドトゥパンプスなど多くのパンプスでフィットしやすいでしょう。 微妙なズレはインソールで調節する...
「夕方になると足が靴の中でパンパンになる」「足がむくんでだるい」などの症状でお困りではありませんか? 足のむくみは放置しているとさらに悪化する恐れがあります。足のむくみの原因を知って、ひどくならないように対処しましょう。この記事では、レディースシューズのプロであるmamianが足のむくみの原因と対処法を紹介します。 足のむくみのメカニズムとは? むくみは、医学的には「浮腫(ふしゅ)」と呼ばれており、皮膚の下に水分が溜まることで起きます。人の体は60%が水分でできているため、体内の水分が下半身に集中すると自然と大きく膨らんでしまうのです。皮膚を指で押したときに凹みができたり、靴下を脱いだときに跡が残ったりしているのであれば、むくみが起きている可能性があります。 足がむくみやすい原因と予防法 足のむくみは起きやすい状況や原因があります。ここでは、足のむくみの原因を対処法とあわせて紹介します。 長時間同じ姿勢を続けている 長時間に渡って同じ姿勢を取り続けると血流が悪くなり、足がむくみやすくなります。とくに、足は心臓から遠く、血流が滞りがちです。デスクワークなどで座りっぱなしの場合は、時々席を立って歩いたりストレッチをしたりして足の筋肉を使いましょう。席を立てない場合は、足首を回したり指を動かしたりして、座った状態でもできる体操がおすすめです。 足の筋肉量が少ない 足の筋力が衰えると足のむくみの原因になります。足の血流は重量に逆らって心臓に流れていくため、筋肉が衰えているとそのポンプ作用が小さくなり、血流が悪くなるのです。女性が男性よりもむくみやすいと言われるのは、この筋肉量が少ないためです。普段から運動する習慣がない人は、ウォーキングを始めたりスポーツをしたりして足の筋肉を使いましょう。 また、「近所に出かけるときは車を使うのではなくではなく歩いて行く」「エレベーターをやめて階段を使う」など、普段の生活の中に足の筋肉を使う機会を増やすこともできます。 水分を摂りすぎている ダイエットやデトックスの目的で水をたくさん飲む女性がいますが、水分の摂りすぎはむくみにつながります。また、水の飲み方も重要です。冷たい水を一度にたくさん飲むと冷えにつながり、血流が悪くなるためできるだけ常温の飲み物を選びましょう。その他にも、カフェインの入っている飲み物は、利尿作用があるため飲みすぎは禁物です。 体が冷えている 体が冷えると血流が悪くなり、むくみにつながります。エアコンが効きすぎている部屋や寒い場所で長時間過ごすのは控えましょう。ただし、会社や学校などの多くの人が集まる場所で室温を調整できないことが多いものです。普段から羽織を持ち歩いたり露出をできるだけ避けたりして、体の冷えを予防しましょう。...
成人式や卒業式など、袴を着るときにスタンダードになっている靴は、王道の草履や大正浪漫なブーツでしょう。しかし、「周りと被りたくない!」「もっとおしゃれな雰囲気にしたい!」という人には、「パンプス」がおすすめです。今回は、レディースシューズのプロ「mamian」が、自分らしい袴スタイルを演出するためのパンプスコーデのポイントを紹介します。袴にパンプスをあわせて、周りに差を付けましょう!
袴×パンプスは大正時代からのおしゃれスタイル
袴にブーツをあわせるスタイルは、大正~明治時代に女学生の間で流行しました。実は、同時期に、袴にパンプスとあわせるスタイルも流行しています。パンプスのほうが足が華奢にみえ、女性らしい雰囲気になるのが魅力。現在では、袴にブーツをあわせるスタイルのほうが定着していますが、袴×パンプスもおしゃれさんの象徴だったのです。
袴×パンプスのポイントは?
それでは、袴とパンプスをどのようにあわせていくのかご紹介します。袴にパンプスあわせると、ブーツを履くよりも、さらにモダンな印象に。おしゃれで個性的、かつ上品な印象を演出しましょう。
パンプスはシンプルなものを選ぼう
袴にあわせるパンプスは、和装の雰囲気を壊さないシンプルなデザインで、無地のパンプスがおすすめです。シンプルで、着物の柄とマッチするものであれば、ローファーパンプスや、バイカラーパンプスも良いでしょう。フォーマルな場に着ていくことが多い袴スタイルですが、ストラップが付いているものでも構いません。ただし、エナメル生地や分厚いハイヒールなど、派手な雰囲気のパンプスはNG。着物は、内面の美しさを象徴する衣装といわれるように、控えめな上品さが魅力です。あわせるパンプスは、スエード生地やレザー生地など、和装にマッチする上品なものがおすすめ。つま先のデザインも、ポインテッドトゥではなく、アーモンドトゥやスクエアトゥ、ラウンドトゥを選ぶと良いでしょう。
靴下orストッキングを着用してフォーマルな雰囲気に
パンプスを履くときには、素足だったり、甲浅カットの靴下だったりと、足の甲を露出したほうが足が綺麗に見えると人気です。一方で、袴とあわせるときに足の甲が露出されていると、肌色が浮いてしまいます。そこで、靴下かストッキング、タイツを着用しましょう。靴下やストッキングを選ぶときは、和装の雰囲気を壊さないよう、振袖・袴と同系色または、カーキベージュやブラウンベージュ、黒色など、どんな雰囲気でもなじみやすい色がおすすめです。柄物は、振袖の柄とケンカになる可能性があるため要注意。パンプスからチラリと見える、靴下やストッキングの色や生地が違えば、雰囲気も大きく変わります。また、袴を着用する成人式は真冬、卒業式は早春と、寒い日もあります。防寒面では、足元が冷えないよう靴下の着用がおすすめです。
バッグは和洋どちらもあわせられる
袴と草履、またはブール ブーツを着用する場合、巾着や、和装用のバッグを持つのが一般的です。一方で、袴にパンプスをあわせると、洋風の雰囲気がアップするため、あわせられるバッグの幅が広がります。袴の雰囲気を壊さないように、小さめのクラッチバックやハンドバッグがおすすめです。柄物のバッグの場合は、着物とケンカしないよう、同系色や似た雰囲気の柄のものを選びましょう。和装向け以外のバッグを持つ場合は、モダン柄の着物を選んで、全体的にモダンスタイルに統一するのがおすすめです。
ヘアスタイルもモダンな雰囲気が◎
袴にパンプスをあわせるときは、足元がモダンな印象になるため、ヘアスタイルもそれにあわせると全体的にモダンな雰囲気に統一できます。モダンなヘアアレンジはもちろん、古典的なヘアスタイルにモダンな髪飾りを付けるのも良いでしょう。モダン柄の大きなリボンやヘアバンドもレトロな雰囲気をプラスできます。おしゃれの幅を広げて、ヘアスタイルだけでなく、ファー帽子やベレー帽をあわせれば、おしゃれで個性的なコディネートになるでしょう。
mamianで袴にあわせるパンプスをお選びください!
袴とはいえ、慣れない人にとって和装は歩きづらい、または行動が制限されるものです。また、パンプスを履きなれていないと、靴擦れになったり、歩くたびにかかとがパカパカしたりと、まともに歩けなくなることも。そのため、長く履いても疲れにくい、足にフィットするパンプス選びが重要です。mamianのパンプスは、日本人女性の足に合うように設計されています。一度履いていただければ、その履きやすさを実感いただけると思います。また、通販で購入したパンプスが足に合わなかったり、雰囲気がイメージと違ったりすれば、返品が可能。自宅で袴を着て、パンプスがマッチするか試してみることもできます。袴にあわせるパンプスをお探しの方はぜひ一度お試しください。
夏になると、パンプスを履けるのか、履くときはどんなコーデがいいのか悩む人は多いでしょう。特に、ダークカラーのパンプスであれば、足元が重くなるかも、と心配してしまいがちです。しかし、色使いに気をつければパンプスでも、爽やかな夏コーデができますよ。今回は、レディースシューズのプロ「mamian」が、夏にパンプスを履くときのポイントとおすすめのコーディネートをご紹介します。 夏のパンプスコーデのポイント まずは、夏にパンプスを履くときに押さえておきたいポイントを3つ紹介します。 素足はNG 暑いからと、パンプスを素足で履くのは避けたほうが無難です。素足でパンプスを履くと、汗で蒸れて臭いの原因となったり、靴擦れの原因となってしまいます。足のトラブルにつながりやすいため、パンプスを履くときには、靴下やストッキングを着用しましょう。ただし、ストッキングは汗をほとんど吸収できないため、靴下のほうがおすすめです。パンプス用に作られた、浅く作られた靴下や、パンプスを履いても脱げないようかかとにゴムがついた靴下を選びましょう。 甲浅なカッティングは夏にぴったり 甲浅なパンプスだと、露出が増えて、涼しさと女性らしさの両方を演出できます。パンプスを履くと足元だけ暑そうなコディーネートになるという人は、甲浅なカッティングのパンプスを選びましょう。この場合、靴下を履くと見えてしまう可能性があるため、素足でパンプスを履くとき用に販売されているインソールを入れて履くのがおすすめです。使い捨てのものもあれば、洗って繰り返し使えるものもあります。 色を選べばスエードパンプスもOK 秋冬のイメージが強いスエード生地のパンプスは履きにくい、と感じている人も多いでしょう。しかし、色さえ上手に選べば、夏の定番アイテムになるんです。夏に選びたいのは、華やかなビビットカラーや、爽やかなパステルカラー。テラコッタカラーやダークブラウン、ボルドー、深いグリーンなどは、スエード生地と合わせると完全に秋冬仕様になってしまいます。これらの色を取り入れたいときは、サンダルやシースルーのパンプスなど、夏らしさを前面に出した靴にしましょう。 【色別】夏におすすめのパンプスコーデ パンプスを夏に履くときの基本的なポイントがわかったところで、ここからは夏におすすめのパンプスコーデを紹介します。 黒パンプスコーデの引き締め役 黒パンプスもコーディネート次第で、夏場でも大活躍します。例えば、黒いトップス、ライトベージュやホワイトなど淡い色のプリーツスカートに合わせれば、黒パンプスがモノトーンコーデの引き締め役となります。アクセサリーやバックは、シルバーやネオンカラーがおすすめです。黒は万能カラーなので、トップスやバックなどで色物を使ってしまい、これ以上色をプラスできないときにも活躍します。ただし、露出が少ない黒色のパンプスは冬っぽさが出るため、露出が多いものや、レースデザイン、シースルーデザインになっているものがおすすめです。 オレンジパンプスで華やかさをプラス オレンジパンプスは、夏らしいパッションを感じる色合いなので、トップスや、スカート・ボトムスにはシックな色合いのものを選ぶのがおすすめです。例えば、黒いトップスに小花柄のペンシルスカートを合わせれば、オレンジパンプスがコーディネートの主役に。アクセサリーやバック、小物は、色物以外を使うと全体がまとまります。...
女性がパンプスを履く機会は、普段の外出から、ビジネスシーン・就職活動・冠婚葬祭まで多岐にわたります。パンプスは、履く人の個性や女性らしさを演出するだけでなく、脚を長く美しく見せる効果もあります。 一方、パンプスは「歩きにくいもの」というマイナスのイメージを持っている人も多いでしょう。しかし、本来自分の足に合ったパンプスを履いていれば、そんなに怖がるのもでもないのです。 今回は日本人女性の足に合う靴を作り続けている「mamian」が、歩きやすいパンプスの選び方をご紹介します。 パンプス選びによくある誤解 パンプスを選ぶときは、何を基準に選んでいますか?下記のようなパンプス選びは、実は間違ったパンプス選びのポイントです。 誤解①かかとに余裕がある方が良い 誤解②つま先はぴったりした形のものが良い 誤解③指が当たるのはサイズが小さいから そもそも選ぶべき基準が間違っていれば、試着して自分の足に合うか確認したはずのパンプスでも、歩きにくい可能性があります。 歩きやすいパンプスはどう選べばいいの? それでは、歩きやすいパンプスの正しい選び方を確認してみましょう。正しくパンプスを選べれば、歩きやすいだけでなく、パンプスで走ることもできるようになります。 かかとはぴったりサイズのものを選ぶ 街を歩いていて、かかとがパカパカしているパンプスを履いている女性を見たことはありませんか?歩を進める度にかかとがパカパカしている状態で、足にパンプスが合っているわけがありません。 歩きやすいパンプスを選ぶには、「かかとは隙間なくぴったりサイズである」ことが重要です。かかとの隙間が大きいと、歩いているときに何度も靴が脱げることになるので、指先が詰まってしまって怪我をしたり、脱げないように余計な力を加えて踏ん張ってしまい足への負担が大きくなります。指を1本強めにねじ込んでも、第1関節の3分の1が入る程度のパンプスを選びましょう。 つま先はゆとりのあるデザイン・サイズのものを選ぶ...
パンプスを素足で履くと、健康的に見える・滑らないので履きやすいなどの理由で「パンプスは素足で履く派!」の女性は多いのではないでしょうか。靴下がはみ出して見える心配もないため、パンプスを取り入れたファッションを存分に楽しむことができます。 しかし、パンプスを素足で履くことで発生する、「嫌な臭い」「靴擦れ」「水虫」には注意が必要です。 今回は、女性シューズ専門店のmamianが、「素足でパンプスを履くときの注意点」を予防法と交えながら紹介します。 素足でパンプスを履くときの注意点:嫌な臭い 素足でパンプスを履くときに、特に気になるのは「臭い」ではないでしょうか。汗自体はほぼ無臭ですが、足やパンプスについている雑菌が繁殖すると嫌な臭いが発生します。素足でパンプスを履く場合は、下記のようにしっかりと臭いを予防しましょう。1度嫌な臭いが発生してしまった場合でも同様に対応することで、臭いを軽減させることができます。 履いた後は乾燥させる パンプスを素足で履いた後は、靴用の乾燥材を入れて乾燥させましょう。長時間履いた後にそのまま放置すると、パンプスは汗で湿気が多い状態が続いてしまい、菌が繁殖します。そのほかにも、風通しの良いところで乾燥させたり、晴れた日に陰干しするのも臭い対策として効果的です。 消臭スプレーを使う 消臭スプレーをパンプスの中に吹きかけておけば、嫌な臭いを抑えることができます。消臭スプレーは嫌な臭いを消してくれるだけでなく、殺菌もできるためパンプスの中を清潔に保ってくれます。最近では香り付きのスプレーもありますが、嫌な臭いと混ざるとさらに不快な臭いになることがあるため、消臭スプレー選びには注意しましょう。 足をケアする 臭いの原因となる雑菌は汗や皮膚の角質を好むため、足の角質を除去することで雑菌の繁殖を抑えることができます。よく泡立てた石鹸で片足ずつしっかりと洗い、爪の間はネイルブラシを使ってしっかり汚れを落とします。洗った後はタオルで水分をきれいにふき取ってください。また、軽度の角質なら足やすりを使えばご家庭でも簡単に角質を落とすことができます。ただし、やりすぎは禁物なので、週に1~2回程度にとどめましょう。 数足を履きまわす お気に入りのパンプスは毎日履きたくなってしまいますよね。しかし、1日履いたパンプスは汗で湿っているため、毎日同じパンプスを履いてしまうと臭いの原因となります。臭いを予防するために、最低1日は休息日を設けて、パンプスを乾燥させてください。パンプスを十分乾燥させられるよう、2~3足持っておくのがおすすすめです。 素足でパンプスを履くときの注意点:靴擦れ 素足でパンプスを履くときは、「靴擦れ」にも注意が必要です。履いているパンプスのサイズや形が自分の足に合っていないと靴擦れを起こしやすくなります。...
脚長効果や美脚効果があるパンプスは、女性のファッションアイテムとして欠かせないアイテムです。仕事柄、ビジネスルールとして着用が必要な方も多いでしょう。 一方で、パンプスに関して最も多いのが「かかとがカパカパする」「パンプスが脱げる」という悩みです。今回は、レディースシューズ専門店のmamianが、「パンプスが脱げる理由とその対策」を徹底解説します。 かかとがパカパカ浮く・脱げる原因は? パンプスを履いた時にかかとがパカパカする場合、パンプスが足に合っていないという証拠です。そもそもパンプスは足を覆っている面積が少ないため、自分の足にしっかりとフィットしていないとすぐに脱げてしまいます。 かかとがパカパカしているパンプスを履いている女性は、せっかくオシャレに決めていても、だらしない印象を与えてしまうことも。「かかとがパカパカしているまま履いちゃってる!」という方がいたら、どうしてパンプスが脱げてしまうのか、まずは原因を突き止めましょう。 パンプスのサイズが大きい パンプスのサイズが大きいと、どうしても隙間ができてしまうため脱げやすくなります。 「いつも通りのサイズのパンプスを履いてるけど?」という方もいるでしょうが、実は表記のサイズだけでは、その靴が自分の足に合っているか確認できません。また、ヒールのあるパンプスを履くとつま先に足が少しズレる(滑る)ため、ぴったりと思っているサイズの靴でも、実際はサイズが大きかったというケースもよくあります。 左右の足の大きさが違う 人の足の大きさは左右で異なります。そのため、片方の足にフィットするパンプスでも、もう片方の足には大きすぎたり、小さすぎたりします。人によっては、左右の脚の長さが異なることもあり、脱げないパンプスを選ぶためには自分の足の特徴を知ることも重要です。 「パンプスのサイズが大きい」「左右の足の大きさが違う」この2点はサイズをきちんと測れば解決します。 むくみで足の大きさが変わる 人間の足の大きさは、むくみによって朝と夜で5%も異なると言われています。むくみは、体内にある水分のコントロールが上手くできなくなることで起こります。長時間同じ姿勢でいたり、立ち仕事をしたりすると、一か所に重心がかかり、水分が溜まってしまうため、むくみが起こりやすくなります。 足がむくんでいる時に試着したパンプスは当然ですがむくみが取れると大きく感じます。パンプスの試着はできるだけ健康な状態の足で臨むのがいいでしょう。 脱げやすいデザインのパンプスを選んでいる...