チュールパンプスの魅力と着用シーズン・人気デザインを合わせて解説

大きな特徴である「透け感」から、女性らしさを演出するシューズとして人気の「チュールパンプス」。

デザインの豊富さから、可愛らしいフェミニン・ガーリーコーデから大人っぽい上品で色っぽいコーデまで様々なシーンで活躍しています。

今回は女性から高い支持を集める「チュールパンプス」の魅力と、着用におすすめの季節やコーデを紹介していきます。

 

チュールパンプスの魅力とは?

チュールパンプスで使われている生地は「チュール生地」と呼ばれる、レースの一種です。一般的には六角形の網目状になっており、その網目の美しさからウェディングのベールや、ドレス、帽子やスカートなど服飾品で広く使われています。

生地の薄さも調節でき、柔らかくて薄いソフトチュールや、厚くて硬いハードチュールが使い分けられており、素材はもともと絹でしたが、現在は綿・ナイロン・ポリエステルの製品も多く出回っています。

チュール 

このチュール生地を使っているのが、チュールパンプスです。

レースであるチュール生地を靴に使うことで、足元からフェミニンさを演出できる点が大きな魅力です。

また、レース生地であるため、他のレースや刺繍と組合せやすい点も魅力の1つです。現在、靴に使われるチュール生地は通常の六角形の網目状に加えて、ラメ入りの生地やドット柄・花柄・星形などの刺繍が施された生地も採用されています。

 

 

チュールパンプスが履ける季節・シーン

春

チュールパンプスは、網目が涼しげな印象を与えるため、春から秋が主な着用のシーズンとなります。

 

暖かい春には、足元にドット柄や花柄があしらわれたデザインや、優しい色のパンプスがおすすめです。また、ストライプ柄やビビットがきいた色合いのチュールパンプスは夏にぴったりでしょう。

最近では、チュール面積が控え目で秋色の素材などと組み合わされたチュールパンプスも出回ており、秋でも十分楽しめるようになっています。ワインレッドやブラウンのスエード生地やファーとの組み合わせであれば季節感を外さずチュールパンプスを履きこなせます。

 

コーディネーション次第では着用可能な季節を選ばないチュールパンプスですが、冬は寒々しい印象になるため透け感たっぷりのチュールパンプスは控えましょう。冬仕様のデザインの中に一部チュール生地が使われているパンプスや、パーティーにお呼ばれした場合には、冬にチュールパンプスを履いていてもおしゃれに映ります。

 

一方で、チュールパンプスをパーティーに履いていくときは注意も必要です。そもそもカジュアルシーンでの着用が想定されているデザインが多いため、デザインによってはフォーマルなシーンでは着用を控えた方がいいケースもあります。結婚式などでは問題ない場合も多いですが、お葬式や大事な式典などでは無難なフォーマルシューズを選ぶようにしましょう。

 

 

靴下と一緒に履きたい!チュールパンプスの履き方

素足

チュールパンプスはその透け感から、素足での着用が一般的です。

 

一方で、「冷え性のため春先や秋などには足先が冷える」「素足では蒸れて臭いが気になる」「コーディネートの幅を広げたい」といった理由から靴下を検討する人も少なくありません。

しかし、透けているパンプスに靴下をどのように合わせたらいいか困っている方も多いのではないでしょうか。

そこで、ここからは、上記のような悩みを解決するチュールパンプスの履き方をご紹介していきます。

 

チュールパンプスと反対色で無地の靴下

足の冷えが気になる方・色んなコーデを試してみたい方は、靴下の着用がおすすめなのですが、ここでのポイントは『パンプスと反対色の靴下がおしゃれに見える』ということです。白⇔黒・白⇔赤などの組み合わせであれば、靴下を履いてもチュールパンプスの透け感を魅せることができます。靴には色が付いていることが多いため、自然と白色の靴下が合うコーデが多くなります。

 

また、他のパンプスでは浅めのカバーソックスを履くケースも多いですが、チュールパンプスは透けているため靴の中のカバーソックスが見えてしまいます。そのため、チュールパンプスに靴下を履く場合は、あえて靴下をしっかり見せるコーデがおすすめです。そして、透け感があるチュール生地で、すでに足元にアクセントがあるため、靴下が柄ものになるとうるさくなる点についても注意しましょう。

 

臭いが気になる場合にはインソールを活用

チュールパンプスを履く時に足の蒸れや臭いが気になるが、靴下は履きたくないという方は、消臭タイプのインソールを使ってみましょう。インソールは消臭のみではなく、ハイヒール着用時に靴の中で足がずれるの防いだり、左右で足のサイズが微妙に違ったりする場合の調節などにも役立ちます。

 

素足で履きたくない時はストッキング

素足でのパンプス着用に抵抗がある場合は、薄手のストッキングを活用してみましょう。

 

チュールパンプスは肌の色で靴が映えるようにデザインされているものも多いため、素足で着用しないのであれば肌の色に近いストッキングの着用がおすすめです。足だけ白く見えるとアンバランスになってしまうため、自分の肌からワントーンほど暗い色を選ぶようにしましょう。

 

 

流行りのチュールパンプスとおすすめコーデ

それでは最後に人気のチュールパンプスとチュールパンプス取り入れたおすすめコーデをご紹介します。

 

ドット柄

ドット柄

チュールパンプスの中で、特に人気が高いのがドット柄です。淡い色から寒色までその色合いは多様で、気分に合わせてどのようなファッションでも取り入れやすくなっています。

ドット柄は水玉が大きすぎたり多すぎたりすると個性的な印象になるため、上品な印象に仕上げたい場合はシックな色合いで単色のパンプスを選びましょう。

 

ドット柄のチュールパンプスに、スカートを合わせるとよりフェミニンな印象、パンツを合わせると少しクールな印象に仕上がります。また、トップス・ボトムスが落ち着いた・デザインの場合は、指し色・おしゃれ感アップのためにドット柄パンプスを取り入れたコーデもおすすめです。

 

花柄レース

花柄

花柄の刺繍やレースのチュールパンプスは、より上品な印象を与えます。描かれる花によっても印象が変わるため、自分のスタイルと合った花柄チュールパンプスを選びましょう。

花柄のチュールパンプスは、淡い色のロングスカートと合わせるコーデが、大人っぽさの中にも可愛らしさを加えることができるため人気があります。また、デニムスカートやパンツスタイルでカジュアル色が強いコーデに、花柄のチュールパンプスを取り入れることで女性らしさや上品さをプラスすることも可能です。

 

ビジューが付いたポインテッドトゥ

ビジュー

先が尖ったデザインのポイントテッドトゥは、可愛らしい印象デザインが多いチュールパンプスの中で、大人っぽく色っぽいコーデに合うデザインとして人気です。少し子供っぽい印象を与える水玉も、ポインテッドトゥになるだけで、一気に大人っぽさがアップします。さらに、ビジューが付くと高級感もプラスされます

ドレスや少しフォーマルな服装にも合うチュールパンプスなので、パーティや同窓会など少しフォーマルなシーンでも活躍します。

 

まとめ

今回はチュールパンプスの魅力や、履き方・おすすめのデザインまで広く紹介してきました。

デザインや色・テイストが豊富で、どのようなファッションでも取り入れやすいチュールパンプスは、春から秋、パーティーなどの少しフォーマルなシーンでも着用することができます。

まだ、チュールパンプスを履いたことがないという方は、今回の記事を参考に、チュールパンプスを直のコーディネートに取り入れてみてはいかがでしょうか。



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