〜 リフトってなに? 〜
■トップリフト(リフト)とは?
靴のヒールの接地面についている、ゴムなどで形成されたパーツです。ピンヒールなどは特に、このリフト部分が小さいため、すり減りやすくなっています。街の修理屋さんで修理してもらうよりも、ご自分で交換できた方がリーズナブルですよね。スペアを用意してパンプスをより長く履きましょう!
■なぜ交換が必要?
△すり減ったリフト。ゴム部分が摩耗し、金属がむき出しになっています。
・すり減ったリフトは、ヒールに差し込むための金属(釘)が飛び出て「カチカチ」耳障りな音が出ます。
・金属(釘)が飛び出た状態だと滑りやすく危険。
・リフトがなくなると、ヒール自体が削れ、低くなっていきます。また修理も困難になってきます。
交換に必要な工具
ペンチとハンマー
※ラジオペンチのような細いものやニッパーが使いやすいです。
※ハンマーはなければ手順③で代用が可能です。
ご注意!
リフト交換は慣れれば簡単ですが、最初は特にかなり力が必要です。
怪我には十分ご注意ください。
もし難しいと感じたら無理せず、お近くの靴修理店へお持ち込みいただくことをおすすめします。
トップリフトの交換手順
①痛んだリフトをペンチやニッパー等で引き抜きます
※最初に残ったゴム部分を取り外し、その後釘をテコのように引き抜くとやりやすいです。
※取り外しにくい場合は、マイナスドライバー等を使用して徐々に隙間を広げてください。この際にヒールとリフトが接する面を傷めないように。その面が平らでないと、リフトを差し込んだ時に隙間が出来て、取れやすくなります。
②ヒールの穴部分にリフトを差し込みます
※リフトの足をヒールのパイプ部分に垂直に差し込みます。リフトを打ち込んでしまうと取り外し再利用することが困難になりますので、差し込む方向に注意してください!
△リフトの内側(つま先に向く側)にはしるしがあります。
リフトの形状が丸いタイプで方向の分かりにくいものは、リフトについてある印をヒール内側に向くようにして差し込んでください。
③リフトをハンマー等で打ち込みます
※ヒールとリフトの間に隙間がなくなるまで打ち込みます。金槌やハンマーがご自宅にない場合は、玄関の床等にヒールを叩き付けることでリフトを打ち込むことも可能です。
※一気に打ち込もうとせず、徐々に打ち込むようにすると失敗が少ないです。
④完成です
慣れてしまえば数分で完了します。
①の引き抜きの作業ではかなりチカラが必要になりますので、男性の方に手伝っていただくのも良いかと思います。どうしても引き抜けない場合は、お近くの靴修理店にお持ち込みいただくこともおすすめいたします。
MAMIANでは、マミアン製品純正のトップリフトを販売中です。
商品番号や対応商品がご不明の場合は、お気軽にお問い合わせくださいませ。
※ご注意ください※
当店では、リフト交換にかかるお手間・技術をお客様自身でご負担いただくことで、リフトをお求めやすい価格にて、ご提供させていただいております。
交換のコツをつかんでいただけましたら、比較的スムーズにリフト交換をしていただけますが、商品の使用頻度や歩き方、商品の個体差などによって、中には取れづらい状態となってしまうものがございます。どうしても引き抜くことが出来ない場合は、早い段階でお近くの靴の修理店にお持ちくださいませ。また、無理矢理引き抜く行為は、靴に傷がつく原因となり、場合によってはヒール部分の損傷につながる恐れがございます。リフト交換の際に生じた損傷に関しましては、当店では保証できかねますので、あらかじめご了承のほどよろしくお願いいたします。